【読書】 福家警部補の挨拶  ★★★☆☆

福家警部補はオタクだね

冒頭で犯人の視点から犯行の経緯を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリ。本への愛ゆえに殺人も辞さない私設図書館長の献身「最後の一冊」、科警研主任として鳴らし退職後は大学講師に転じた“教授”が厭わしい過去を封じる「オッカムの剃刀」、二女優の長きにわたる冷戦がオーディションを機に火を噴く「愛情のシナリオ」、経営不振で大手に乗っ取られる寸前の酒造会社社長が犯す矜恃の殺人「月の雫」、以上四編を収録。刑事コロンボをこよなく愛する著者が渾身の力を注ぐ第一集。

倒叙ミステリものはドラマや小説でも沢山の作品が存在しますが、女性の刑事ものとしてはめずらしい。女性刑事を主人公とした話はどちらかというと本人のドラマがメインになりがち。その意味では、本作はあくまでもトリックがメイン。毎回被害者や犯人が属する様々な業界が舞台になるのでトリックもそちらに関係あるものになりがち。その謎に追随し、解明していく福家警部補はかくてオタクになっていく。。。。


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